■ MAIN SITE
バレエ留学・短期語学留学などのサポート
JUMIバレエコーディネート事務所
■ NEW ENTRIES
■ CATEGORIES
■ ARCHIVES
■ RECENT COMMENTS
  • 吉田都さんと、長尾千晶さん
    JUMI (11/01)
  • 吉田都さんと、長尾千晶さん
    ちゃーちゃん (10/31)
  • 英国ブリティッシュバレエグランプリ参加者募集〜バレエシアターUKにて短期インテンシブトレーニング付
    kenji ohashi (04/19)
  • 未来のエトワール 山本理久君 NHKバレエの競演2016に出演!
    JUMI (07/02)
  • 未来のエトワール 山本理久君 NHKバレエの競演2016に出演!
    Laurelway (06/26)
  • 〜ケガに泣いたけれどくじけなかった遼香の旅立ち〜
    JUMI (04/04)
  • 〜ケガに泣いたけれどくじけなかった遼香の旅立ち〜
    花時計 (04/04)
  • ☆エルムハーストスクール サマースクール詳細☆
    JUMI (03/23)
  • ☆エルムハーストスクール サマースクール詳細☆
    n (03/19)
  • イギリスのバレエ学校のサマースクールのお申込み受付中です。
    JUMI (02/25)
■ LINKS
■ PROFILE
■ OTHERS


イギリスの空の下からのつぶやき

イギリスの空の下からのつぶやき
<< 田口詩織ちゃんが、バレエと出会ったころのお話し | MAIN | セントラルスクールオブバレエ、日本オーディションとワークショップの詳細 >>
 吉田都さんと、長尾千晶さん
日本で、2月の末から3月の頭まで、セントラルスクールオブバレエの日本オーディションとワークショップがあるけれど、
実は、ノーザンバレエシアターセントラルスクールオブバレエが長年提携しながら、深いつながりをもってきていることは実は、意外に知られてなかったりする。


手元にある、少し昔のノーザンバレエシアターのプログラム


イギリス人の多くの人たちから、惜しまれて退団された元ノーザンバレエカンパニーのプリンシパルの長尾千晶さんも、セントラルスクールオブバレエの出身である。


今日たまたま本棚で探し物をしていたら
昔のバレエのプログラムがいろいろ出てきた。
一番初めに目にとまったのが、、長尾千晶さんがプリンシパルで活躍していたノーザンバレエシアターのものだ。



私は、ロンドンから北へ車で1時間半くらいのところに暮らしているけれど、(実際は、車でロンドンまで行くことはまずほとんどない。。。。怖いし、。。笑 それに、私がチョロチョロ運転してたら周りの人の迷惑にもなるしね!
なので、いつも電車での移動だけど)
ちょっと、ロンドンからはずれたこんな田舎でも、、いいことは、劇場があることだ。車を東西南北、、しばし走ったところに、劇場はそこそこ人口が固まっていれば、必ずある。そういうことを考えていくと、イギリスは文化と芸術の国って言えるのかもしれない。


地方の劇場でも、ミュージカルやらバレエやら、しょっちゅうやってきてくださる。これがこちらに暮らし始めた当初はとてもうれしかった。
うちの近所の劇場でバレエで時どき公演に来てくれるのが、ノーザンバレエシアターだ。なので、私は、結構ここの公演を観てきて、すっかりファンになってしまった。


中でも、一番好きなのは、、とても惜しまれて退団された、元プリンシパルの長尾千晶さんの(マダムバタフライ)である。



長尾千晶さんのマダムバタフライ


実は、あまりにも舞台のセットも照明も、衣装も、、、そして長尾さんも、美しくて、踊りも、振り付けも素晴らしくて、、、、三回、足を運んだ記憶がある。(などというと、私はしょっちゅうバレエを観に行ってるように誤解を受けるかもしれないが、実際には、普段はそれほど行かない。)


日本の着物というのをいったいバレエではどういうふうに変化させてしまうのだろうと日本人として、、かなり興味もあったし、少し不安もあった。
西洋の蝶々夫人というと、どうしても、オペラの体格のいいキャスト?のイメージが強いので、果たして、バレエではどういうふうになってしまうのか、、、まったく想像ができなかった。



バレエの着物?は客席から見ると、薄いシルクのように、裾が、ふわっときれいに広がり、、、、、足の動きも着物の裾に違和感なく清潔にこだまする。。。
そんな感じで、、心から感動して、震えた。。。。


そして、和室の照明、、、、、、今でも、ものすごく印象に残ってる。。。。外人さんが和をイメージすると、こんなふうになるんだ。。。。。。と、、ショックだった。たまらなく綺麗な作品だった。
日本をこれだけ美しく描いてくれたのは、劇場にいた日本人として、私はとてもとても誇り高かった。


着物でも、、、バレエは可能なんだっと実感させられた作品だった。
そしてこの作品で、長尾千晶さんは、イギリスでも栄誉ある、ローレンスオリビエ賞を受賞したのだ。 
このときの記事を今でも覚えているが、とってもとってもとっても嬉しかった。


この作品は、長尾千晶さんがいなかったら、生まれてくる作品ではなかったろうと思う。それくらい、彼女は蝶々夫人そのものであるくらい、美しく輝いていた。

だから、長尾千晶さんが退団されてしまったのは、とても残念である。 
いつか、ぜひまた、蝶々夫人を踊ってほしいと切に願っている。。。


もう一人、私がいつも感動する、バレリーナがいる。 吉田都さんだ。

吉田都さんの活躍は、私のイギリス生活で、へこたれそうになった時と、、、泣きたくなった時とか、、、本当に救われた。
そして何よりも、同じ空の人にいてくれるんだっと思うと、、とても、心強く感じたものだ。


私は毎年、クリスマスのころに、イギリスのテレビで、吉田都さんの(くるみ割り人形)を観ると、、、クリスマスが来たんだと思い、
そして、私がイギリスに暮らし始めた90年の初めのころ、、、初めて、バーミンガムロイヤルバレエに在籍していた吉田都さんの、金平糖の精を見て、
かなりホームシックに陥っていた私は、ものすごくエネルギーと生きる勇気を与えられた。 


そして、テレビの画面とはいえ、、、、初めて金平糖の精の吉田都さんの踊りを観たときは、涙がでてこまった。
その涙は、、、いろんな涙だったと思う。


吉田都さんの素晴らしさ、、そして、異国の地で小柄で華奢な身体でここまでエネルギーをぶつけて頑張ってる吉田さんの姿、、、、
落ち込んでいた自分の心の、ともしびだったのだと思う。  いろんなことが頭の中で駆け巡って、、慣れない外国での辛いこととか、、いろいろ。。。
すべてが重ねあったのだと思う。。
でも。。。全部、それらが浄化されてしまうようなそんな感じだった。


TV Times というテレビの番組ガイドの雑誌に、年末に吉田都さんの金平糖の精の写真が載っていると、本当に嬉しい。


私の中で、吉田都さんは、いつも日本の日の丸と一緒にあるくらい、日本を代表する人だと感じる。


私は、海外生活を体験しなければ、、愛国心や日の丸という意識なんてまったくもたなかったと思うし、愛国心なんて果たしてどこまでもてたかなんて正直自信がない。
今、こんな遠くに暮らす体験をしているからこそ、わかった日本の良さである。


吉田都さんの金平糖の精は、、、私にとって、生きる勇気を与えてくれたと言っても過言ではない。


いずれにしても、吉田都さんと、長尾千晶さんのお二人の活躍は、私のイギリス生活の心の支えでもあったのだ。


そして、この間のクリスマスも、吉田都さんが、金平糖の精を踊りにイギリスに帰ってきてくれると、本当に元気が出る。


2008年のクリスマスの、くるみ割り人形のポスター (ロンドンの地下鉄にて撮影)


私の慣れないイギリス生活での心を支えてくださったお二人に心から感謝です。
長い異国の生活で、自分の心が壊れないですんだと言っても、決して過言ではないから。


Lots of love & happiness
JUMI





| つぶやきバレエ | comments(2) | - |
はじめまして。
思わずコメント、失礼致します。

長尾千晶先生のご経歴を辿っていたところ、こちらのブログに辿り着きました。
現在、娘(5歳)が長尾先生のバレエスクールに通い、お世話になっております。

母の私はバレエに関して、まったくずぶの素人で…バレエの知識は「ダンシング・ゼネレーション」などの漫画が全て!くらいでして^^;…

スクール入校時に頂いたパンフレット記載の、長尾先生の経歴を見ても「スゴいなぁ〜」と思いながら、ピンとこず。なんとなく思い立ってネットで検索していたら、こちらに辿り着きました。

先生の現役当時の素晴らしさを垣間見ることができ、とても嬉しかったです。
ひとつの道で人一倍の努力をしながらも、人に感動を与えることができる…そんな先生に巡り会え、娘は幸せだなぁ…と改めて思いました。ありがとうございました。
| ちゃーちゃん | 2020/10/31 4:36 AM |
ちゃーちゃん様、10年以上前のこの記事を読んでいただきとても嬉しいです。
また、長尾千晶さんが、今現在日本にいらっしゃるということを知らなかったのでびっくりいたしましたが、あの素晴らしいダンサーの方に指導して頂けるお嬢様は本当に幸せだと思います。

あのブログを書いた当時、近所の劇場にほんの少しおめかしして、ノーザンバレエシアターの公演を観に行けるのが本当に楽しみでした。
夜になると霧深くなるイギリスの小さな北の町は白い息が良く似合ってそして劇場についた途端のなんとも言えない温かさはなんと表現したらいいのでしょうか。

私にとって我が人生の大好きなイギリスの1シーンであり、そこに長尾さんの出演する素晴らしい舞台を観れるのですから日本人としてどんなに誇り高く嬉しかった事か。

長尾千晶さんは本当に素晴らしいバレエダンサーでしたよ。慣れない異国生活の中でどんなに日本人として長尾千晶さんのステージに力づけられたかわかりません。大きな心の支えでした。

いつか機会がありましたら、「ありがとうございます」っとお伝え頂ければ幸いです。また長尾千晶さんのステージが観たいです。
| JUMI | 2020/11/01 5:35 PM |